2015年08月07日

『黒い雨』鑑賞-広島に原爆投下から70年

黒い雨 [DVD]黒い雨 [DVD]

東北新社 2007-12-21
売り上げランキング : 2152

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


広島に原爆投下から70年の昨日は、BSプレミアムで放送の『黒い雨』を観ていた。
井伏鱒二『黒い雨』を映画化。
原作は7年前に読んでいる。

・平和への祈り 井伏 鱒二『黒い雨』(2008年08月06日)
http://greenfieldsgreen.seesaa.net/article/108108980.html

一部ネタばれがあります。
先入観なしに観たい方はここまで。





映画を観るまで、白黒作品とは知らなかった。
原爆投下後の地獄絵図が、カラー作品だったら画面を見ることは不可能だと思う。
黒こげになった死体、酷い火傷で皮膚が垂れ下がり、水を求める人々。
あちらこちらで延焼し爆発。
被爆した方々は、原爆を五感で記憶されたのだろうと憶測。
鼻を手ぬぐいで隠しながら、町を歩くが、実際は強烈な匂いだったのではないかと思った。
主役の矢須子を演じた田中好子が好演。
終戦から5年が経ち、矢須子は25歳になったが、広島にいたことで縁談が決まらない。
明確な台詞はないが、当時、原爆症になるではないか、子どもができないなどの噂があったと思う。
叔父の重松は、姪の縁談を気にして、医者から健康不安がない証明書をもらったり、彼女は爆心地から離れた証言ノートを作る。
しかし矢須子はのちに「黒い雨」と呼ばれる雨に当たっている。
いつ発症するか分からない病が、被爆した人々を恐怖に襲う。
矢須子は、こっそりお尻の傷の手当てをしたり、万能薬と言われたアロエをかじたりする。
彼女にも放射能による健康被害が忍びよっている。
入浴シーンでバストアップ姿の矢須子は、手で髪の毛を梳くと、髪の毛がごっそりと抜け落ちる。
その様子は見た叔母のシゲ子の驚きと恐怖は、名女優の市原悦子が迫真の演技。
村では、次々と弔いの行事。
矢須子もどんどん衰弱していく。
映画はグロテスクな描写は抑え、原爆症に苦しむ人々の様子が伝わってきた。
何度かやり切れない涙を堪えた。
戦争は二度で起きて欲しくないし、核兵器は廃絶してほしいと強く思った。

blogram投票ボタンブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

web拍手 by FC2
posted by 美結 at 11:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・邦画 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック