2016年12月15日

『この世界の片隅に』を鑑賞 - 多くの人に観て欲しい

『この世界の片隅に』を鑑賞。

公式サイト
http://konosekai.jp/

広島県で戦中、戦後を生きた若き女性の物語。
ネットでネタばれなしの感想を読んでいると落涙、号泣な方が多かったので、マスカラをしないで観たら、半世紀生きていて映画館で一番泣いた映画になった。
目だけでなく鼻からも…。
観た晩に布団に入っても思い出し泣きと人生初体験の連続でした。
以下はネタばれです。
原作を読まずにネタばれなしに観たい方はここまで。




気になった方は是非、映画館で見て!





冒頭、コトリンゴの『悲しくてやり切れない』が聴こえただけで、目が潤んでいた。
観ていると戦争を題材した映画を幾つも思い出した。
『黒い雨』『キャタピラー』『父と暮せば』『母と暮せば』、中盤から見た『TOMORROW 明日』。
『キャタピラー』を除けば、広島や長崎の原爆投下がキーになっている。
スクリーンに年号が表示されると、その日に向かっているのは意識せずにいられなかった。
原爆の描写もあるが、それ以上に戦中の日常が丁寧に描かれていたことが、終盤、涙腺決壊になったのだと思う。
マイペースで絵を描くの大好きなすず。
すずの声はのんちゃん(本名は能年玲奈)が演じた。
最初は「あまちゃん」ののんちゃんと思っていたが、だんだんすずとのんちゃんが同化し、この抜擢は幾つか奇跡が重なったから実現したと思った。
パンフレットにはキャスティングの経緯の記載がある。
母方の親族からは戦中、戦後の暮らしを聞くことがあったので、重ね合わせて観ていた。
今は家電製品が普及し家事は楽になったが、70年前は竈でご飯を炊き、井戸水を桶で汲み、たらいで洗濯、縫物を母や祖母から教わる生活。
祖母や祖母の姉妹が経験したであろう生活が映画の中にあった。
祖父は軍人だったので終戦は価値観が変わることだったし、墓場に持っていた話も多数あると思う。
戦争に突入していく過程は伝え聞くが映画で体感。
柔らかい色調がだんだん暗くなっていく。
すずは時限爆弾で右手を失い、可愛い姪を死なせてしまった失意や無念、姪の母である義姉の気持ち。
大好きな絵を描くことができないすず。
ブログに書いていても鼻の奥が痛くなっくる。
それでも前に進むしかないので、片手で家事をし、町内活動に参加するすず。
原爆投下の描写は『TOMORROW 明日』へのオマージュなのかな。
このような絵が映し出す予感があった。
原爆投下後、実家を訪れるすず。
妹は体調不良で寝込んでいた。
のちに原爆症といわれるのだけど、若い世代は理解しているのかなと思った。
『黒い雨』を思い出さずにいられない。
しかし黒い雨の映像をなかったと思ったが、背景に黒い雲があったかもしれない。
すず夫婦は帰り道に戦災孤児を連れて帰る。
戦災孤児のシーンで気持ちが動転し、これはすずが見た夢の一部なのかもと考えたら、涙が止まらなくなった。
勘違いするような仕掛けがあったような気がする。
ネットで感想を読むと、原爆の二次被害を指摘する方がいた。
エンドロールで幸せな家族が写るが…右手を失い、子宝に恵まれなかったすず。
その辺は見るものに委ねられいるのかもしれない。
失いたくないものを考える映画だった。
コトリンゴの音楽がとてもよかった。
彼女の歌声はライブで何度か聴いているが、映画音楽で本領を発揮。
新婚生活や遊郭町に迷い込んだこと、幼馴染についても書きたいけど、長くなるのでこの辺で。
もう一度、映画館で観たい。


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posted by 美結 at 18:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・邦画 | 更新情報をチェックする
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