2014年09月24日

NHK_PR1号『中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?』を読み終えて

中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?
NHK_PR1号

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NHK_PR1号『中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?』
先日、NHK_PR1号さんがNHKを辞めて、今後は作家として活動すると報道があった。
Twitterでフォローはしていなかったが、たまにツイートを読んで、勝手に30代女性で仕事は丁寧にこなすが、少しおっちょこちょいな人物像を描いていたが、40代男性と判明。
その事実を踏まえて、本書を読むとなるほどと思う。
「NHK_PR1号」のキャラクター像をしっかり描き、Twitterでは演じきっていた。
NHK広報アカウントのユルいツイートは、ネットでも話題になっていた。
午後3時には、おやつにプリンをほおばっているようなゆるいツイートが多数。
しかし2011年3月11日の東日本大震災で、ゆるいツイートが数日間変化したことは、震災後しばらく経ってから知った。
わたしのTLにも安否情報、道路情報、ボランティア募集、支援物資の受け付け情報、原発事故に関する情報が洪水のように流れていた。
NHK_PRさんは、その時にNHK総合テレビの映像をUSTで流す人に存在を知り、自己責任でそのアカウントを紹介した。
24時間ネットに繋がっていたわけではないので、わたしのTLにも流れていたのかもしれない。
未曾有の震災は「中の人はいない」のだけど、「中の人が存在」していた事実を伝えている。
Twitterの歴史として記憶しておきたい。

震災での出来事は、ほぼ日で「NHK_PRさんがユルくなかった4日間の話」でインタビューに答えている。
・ほぼ日「NHK_PRさんがユルくなかった4日間の話」
http://www.1101.com/nhk_pr/2012-12-17.html

震災の前日に、ジャーナリストの津田大介さんがNHK総合『クローズアップ現代』で「今後、Titterは情報ツールとして躍進するであろう」という趣旨の発言をしていた。
震災時のビックデータを解析したら、個人アカントでツイート数が多かったのは津田さんと、元NHKアナウンサーで現在ジャーナリストの堀潤さんだった。
震災はTwitterの使い方すら変えたし、わたし自身も変わったし、今も自問自答しながらツイートしている。
NHK_PRさんがNHKを辞めて、作家になるということは、伝えたいことがあるのかな、と憶測。
今後のご活躍をお祈りしています。

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posted by 美結 at 09:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | あ行の著者 | 更新情報をチェックする

2013年02月21日

飯野賢治さんの訃報、そして著書『息子へ。』

飯野賢治さんの訃報を知った。
飯野さんといえばTwitterを広めた一人者。
坂本龍一さんのコンサート会場や、ワールドハピネスで何度かお見かけした。
著書の『息子へ。』を思い出しただけで、鼻の奥がツーンとする。
多くの方に読んでほしい。

飯野さんのブログでも読むことができます。
「息子へ。」
http://blog.neoteny.com/eno/archives/2011_03_post_514.html

謹んでご冥福をお祈りします。

わたしの感想は
今日は父の日 父として原子力発電について考えたこと 飯野賢治『息子へ。』
http://greenfieldsgreen.seesaa.net/article/210658273.html

息子へ。息子へ。
飯野 賢治

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posted by 美結 at 22:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | あ行の著者 | 更新情報をチェックする

2011年06月19日

今日は父の日 父として原子力発電について考えたこと 飯野賢治『息子へ。』

息子へ。息子へ。
飯野 賢治

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飯野賢治『息子へ。』
2011年3月11日に福島の原子力発電所で事故が起きた。
現在はレベル7とチェルノブイリ原発事故と同じで、収束はしていない。
3月にブログで発表したエッセイに挿絵と英文、書き下ろしの文章で構成。
エッセイはリアルタイムで読んでいた。またTwitterで飯野さんが息子さんと触れ合う様子も何度も呟かれていた。
今日は父の日。父として息子に原発についての考えを率直に書いている。3.11前は原発を話題にするのはタブー視されることが多い。本屋さんでは関連書籍が多数平積みや特集コーナーがある。何冊か読んだが、結論しては飯野さんと同意見。それは未来について考えることだと思う。色んな立場や環境があるので意見は千差万別。しかし、頭の中でモヤモヤする方がいたら是非読んで欲しい。
特にお子さんがいる方や、甥っ子や姪っ子、従兄弟の子どもなど21世紀を担う子どもたちのために出来ることを、本を読みながら考えてみませんか?
尚、印税は東日本大震災の義捐金になります。

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posted by 美結 at 12:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | あ行の著者 | 更新情報をチェックする

2011年04月27日

フィリップ・K・ディック特別賞を受賞 伊藤計劃『ハーモニー』

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伊藤計劃『ハーモニー』がフィリップ・K・ディック特別賞を受賞したので、早速本屋で購入し、読み終えた。
第30回日本SF大賞受賞、「ベストSF2009」第1位、第40回星雲賞日本長編部門受賞作。


ベストセラー『虐殺器官』の著者による“最後”のオリジナル作品<br> 21世紀後半、〈大災禍〉と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は見せかけの優しさと倫理が支配する“ユートピア”を築いていた。そんな社会に抵抗するため、3人の少女は餓死することを選択した……。 それから13年後。死ねなかった少女・霧慧トァンは、医療社会に襲いかかった未曾有の危機に、ただひとり死んだはずだった友人の影を見る

病気がない近未来社会。
著者が病床で書いた遺作とは知っていたが、こんなに衝撃があると思っていなかった。
苦しみや痛みがないのは〈ユートピア>のはずが、自問自答していた。
大病を患ったから?
母を乳がんで亡くしたから?
未曾有の天災で多くの命が失われたから?
見えない恐怖?

SF小説というジャンル超えた哲学的な作品。
生まればいずれは死ぬ。
でも理不尽なこともある。
病気から生還し好きなことを楽しんだ10年。
葛藤がなかったわけではない。
311から明日で四十九日を迎える。
日本人の多くがショックを受けた中で読んだことは、生涯忘れることはないだろう。

著者が、この作品に託したことは受け取ることはできたのかな。
衝撃が強すぎて、テレビでニュースを見ても、現実に戻るのに間があった。

天国の伊藤計劃さん、受賞おめでとうございます。

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タグ:伊藤計劃
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posted by 美結 at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | あ行の著者 | 更新情報をチェックする

2010年11月08日

音楽小説 青柳いづみこ『水のまなざし』

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青柳 いづみこ

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青柳いづみこ『水のまなざし』

音大の附属高校に入りピアニストを志す真琴は、風邪をこじらせたことから声帯を傷め、声が出なくなってしまう。熾烈な競争から脱落し、目的を見失った真琴を、祖母をはじめとする「水生」の村の人々が温かく迎えてくれ、田舎の生活は真琴の心を癒していくが…。厳しい父との関係、西洋音楽と東洋的感性の葛藤、少女から大人への変容…ピアニスト、文筆家でもある著者が、多感な少女の心の揺れを、美しく繊細な感覚で描いた青春小説。

青柳 いづみこ(「BOOK著者紹介情報」より)
ピアニスト、文筆家。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業、東京藝術大学大学院博士課程修了。1980年東京デビュー。平成2年度文化庁芸術祭賞受賞。著書に『翼のはえた指―評伝安川加壽子』(第9回吉田秀和賞受賞)、『青柳瑞穂の生涯―真贋のあわいに』(第49回日本エッセイスト・クラブ賞受賞)、『六本指のゴルトベルク』(第25回講談社エッセイ賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


音楽家、青柳いずみこの初小説。
音楽理論や音楽家の名前が多数でてくる。
この本の読むのに役立ったのが、坂本龍一の初めてテレビ番組『スコラ 坂本龍一 音楽の学校』と編纂したベスト盤と、ある音楽教養番組。

声が出せなくなるエピソードと、他の音楽と混じりあい終盤、特別のハーモニーを生み出している。
少女小説らしい瑞々しさが溢れている。
読んでいる時は、無我夢中で読んだ。
ネタばれしないで書くのは難しい。
音楽と本が好きな方にはお勧めの一冊。

読みかけの本が奥泉光『シューマンの指』。
この流れはいいかもしれない。

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posted by 美結 at 21:38 | Comment(1) | TrackBack(0) | あ行の著者 | 更新情報をチェックする

2008年12月23日

透明感ある文章が魅力的 大島真寿美『水の繭』

水の繭水の繭
大島 真寿美

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大島真寿美『水の繭』
父が他界したところが物語が始める。
悲しみにくれる「とうこ」
そこに活発な従妹、瑠璃が登場。
「とうこ」には双子の兄「りく」がいた。

単行本で読みました。
装丁が綺麗な本です。
と、表紙をめくり確認したら鈴木成一デザイン事務所なんですね。
透ける素材紙がカバーになって、文字のフォントも丸みがあって優しい印象を受けます。
その薄いカバーを外すと、輪っかが現れる。
月のように見えるし、日食の時の輪に見える。
幻想的。

透明感のある文章で、ほんの数ページでこの世界に惹きこまれる。
琴線に触れて、心はたゆたう。
1時間から2時間で読める本。
読んでいるだけで満足。
子どもからおとなになる時の、ガラスのような繊細な描写。
そのガラスを包む優しさがよかった。
また、登場するカフェのオーナーも、この本では重要な役割。

吉本ばななの『キッチン』や『とかげ』のような感触があった。
あくまで、わたしの感触。

読書の間は、揺らぎのある世界にカラダを預けたくなりました。


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posted by 美結 at 16:04 | Comment(0) | TrackBack(2) | あ行の著者 | 更新情報をチェックする

2008年12月21日

クリスマスメルヘン 江國香織『『デューク』』

デュークデューク
江國 香織

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文・江國香織、画・山本容子『デューク』
愛犬のデュークが死んで深い悲しみ襲わせる主人公。
少年と知り合い、一日を過ごす。

挿絵は好みですね。
本全体としてはクリスマスメルヘンで、最後のページでは目にうっすら涙が。
縁会ってわたしの元に来た。
この時期に読めてよかったし、悲しい話ではなく温かい。
涙も冷たくなく温かい。

悲しいことがあっても希望が見えることがある、と感じました。
そして、この本の出会いに感謝。


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posted by 美結 at 16:50 | Comment(2) | TrackBack(0) | あ行の著者 | 更新情報をチェックする