2011年09月26日

福島出身の作家の魂の叫び 古川日出男『馬たちよ、それでも光は無垢で』

馬たちよ、それでも光は無垢で馬たちよ、それでも光は無垢で
古川 日出男

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古川日出男『馬たちよ、それでも光は無垢で』
古川日出男は福島出身。
東日本大震災と原発事故で故郷は避難地区になってしまった。
書かれている内容は、事実を咀嚼する作業と作家として物語を生みだそうとする、エッセイであり、今まで書いてきた作品、特に大長編『聖家族』の外伝のようだ。
書けない中で必死に言葉、文章を書いた古川日出男。
それは魂の叫び。
次回作に期待しつつ、陰ながら一読者としてエール送るというにはおこがましいけど、ナニカ生まれそうな予感ある。

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2010年04月26日

古川日出男『MUSIC』が4月末に発売。

古川日出男『MUSIC』が4月末に発売。

二都を駆け抜け、時間と空間を繋ぐ、痛快で壮大な書下ろし長篇小説。

響き、響き。き、キキキ。聞こえてくるよ、猫笛、祝祭、大地の歌声――。無敵の超野生猫スタバ。猫笛を操る少年佑多。群を離れ独り走る少女美余。性同一性障害の北川和身。猫アートの世界的権威JI。心に喪失を抱えた人間たちは、一匹の猫によって東の都東京から西の都京都へと引き寄せられる。古川日出男が紡ぎ出す孤独と奇跡の物語。


新潮社
http://www.shinchosha.co.jp/book/306072/

MUSICMUSIC

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2009年07月20日

古川日出男がWEB連載『4444』がスタート

河出書房新社のサイトで古川日出男『4444』の連載がスタート。

http://mag.kawade.co.jp/4444/

小説の連載形式も変わってきたと思う。
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2008年12月17日

古川日出男の作家10年目の長編『聖家族』

聖家族聖家族
古川 日出男

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古川日出男『聖家族』
この本のあらすじを紹介しようと思うけど、壮大な話であり、「聖家族」は各文芸誌それぞれに連載をした小説を1冊に仕立てたもの。なのでamazonから引用。

出版社 / 著者からの内容紹介
異能の一族・狗塚家の血と記憶を辿ってゆくと、浮かび上がるのは、まだ語られたことのない「もうひとつの歴史」。700年のスケールで"妄想の東北"を描く、異形の超大作2000枚!

内容(「BOOK」データベースより)
異能の者を輩出しつづける青森の名家・狗塚家。平成X年現在、孫たちは三人。半ば人ならざる存在の長男・牛一郎。死刑囚となった次男・羊二郎。胎児と交信する妹・カナリア。「異能の者」とは何か?「天狗」とは?「家族」とは?「故郷」とは?「日本」とは?排除され流亡せざるをえなかった者たちが、本州の果て・東北の地で七百年にわたり繋いで来た「血」と「記憶」。生の呪縛と未来という祝福を描く、異形の超大作。


真っ赤な表紙に緑の帯がつく、その色の関係は補色。
表紙を外すと緑色の本が現れる。

じっくり読みその文体を楽しみ、東北六県の「本での歴史」と「わたしの歴史」が頭で交錯、脈々と続く家系など、作家活動10年目にふさわしい長編。

父が岩手出身なので、東北六県は足を踏み入れたを含めれば、全県旅行した。
青森は83年に夏に十和田湖、奥入瀬など。
秋田も83年の東北旅行で県境の八幡平。
岩手は数知れず、中尊寺一体、リアス式海岸、花巻、盛岡、行っていないのは遠野。
山形は昨年の晩秋。最上川、鶴岡など。
宮城は仙台、松島など。
福島は会津。
その土地で聞いた話などが読んでいると思いだす。
東北弁も頭の中で鼻濁音で再生。

また、過去の作品のモチーフらしきものも発見。動物や数、色。
表と裏。
真と偽。
現実と妄想。
これらが渾然一体となって古川ワールドの世界を堪能。
仕掛けもあるようだが、そういうことは気にしないで読めたのはよかった。
これからも新たな物語を紡ぎだしてくれると思う。



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2007年10月13日

古川日出男朗読ギグ

古川日出男 朗読ギグ『スローモーション』@京都METRO
『ハル・ハル・ハル』に収録している短篇。
この本を読んだとき、演劇的と感じた。
言葉にリズムが宿っている。

http://www.youtube.com/watch?v=GvPFAGdKlLU
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2007年08月01日

古川節炸裂 古川日出男『ハル、ハル、ハル』

ハル、ハル、ハルハル、ハル、ハル
古川 日出男

河出書房新社 2007-07
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古川日出男『ハル、ハル、ハル』
3作品の短篇集

・ハル、ハル、ハル
13歳の晴臣は弟とひっそり暮らしている。世間に非難を浴びようと、弟を励ます。そして家出少女のミハルと出会った。晴臣(ハル)とヒハル(ハル)、もうひとりのハルがひた走る。

・スローモーション
わたしはあなたに向けて日記を書く。簡潔に明瞭に。姉の子供を預かることになり、東京見物に出かける。

・8ドッグス
犬と孔雀と千葉の物語。

文体のリズムがいいです。それも古川日出男特有の語彙の使い方が読んで楽しい。本を読むことが生活から離れている方には是非お勧めしたい。読んでいて面白いし。こういう本もあるんだ。と思って頂けるはず。読むことは止めることが出来ない一冊。続きを読む
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2007年02月08日

古川日出男公式サイトがオープン

集英社内に古川日出男公式サイトがオープンした。
現在執筆中の『聖家族』の公式サイトでもある。
舞台は東北6県。
父が岩手出身なので、半分は東北DNA。
これからの展開が楽しみ。
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