2008年03月19日

Gシリーズ 第1弾 Φは壊れたね

Φは壊れたね (講談社ノベルス)Φは壊れたね (講談社ノベルス)
森 博嗣

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森博嗣『Φは壊れたね』
マンションの一室で芸大生の宙吊り死体が見つかる。
その部屋は密室。
森博嗣の新シリーズが始まる。

買ったまま3年放置していました。読みだすと意外にあっさり読めてしまった。S&Mシリーズの萌絵や国枝先生や犀川助教授も登場。連綿と続く森博嗣の作品たち。どの作品も少しずつ兼ね合いがあるという。今回、登場した海月(くらげ)及介も意味がありそうだ。トリックそのものより、キャラクターが重要な気がしてならない。
森博嗣はブログで、今年限りで作家活動を辞めると発表した。まだ、解明されない森ワールドを知りたいから、少しずつ読んでいこう。
しかし、Φ(ファイ)は読めない。小文字のφでφ・・で「メモ」と顔文字にするくらい。
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posted by 美結 at 11:03 | Comment(6) | TrackBack(0) | 森博嗣 | 更新情報をチェックする

2007年01月11日

天才 真賀田四季の内面 森博嗣『四季 冬』

四季 冬四季 冬
森 博嗣

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森博嗣『四季 冬』。
四季シリーズの最終章。
犀川助教授は真賀田四季を尋ねる。

読んでいて、不思議な感覚になりました。ここに書かれている内容は、現実のことなのか、空想のことなのか、過去、現在、未来、表と裏が繋がってクラインの壺みたいでした。
『すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER』からのS&Mシリーズ、Vシリーズ、そして『四季』。24冊読み終えて、この本を読むきっかけを懐古する。ノベルズの『四季』が発売したときに、『ダ・ヴィンチ』で特集があった。このシリーズはキーワードのひとつしてあがっていたのでが、ダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』。映画や舞台、ドラマにもなった不朽の名作。あらすじを語ることは無用でしょう。
クールな印象の四季が、ある場面で気持ちを吐露したとき、目頭が熱くなった。そういうことだったのね。『すべてFになる』から『有限と微小のパン―THE PERFECT OUTSIDER』の印象的だった会話や場面が、ここに集約していた。
この後のGシリーズはゆっくり読もうと思う。

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2006年12月20日

四季の世界 森博嗣『四季 秋』

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森博嗣『四季 秋』読了。
S&Mシリーズ、Vシリーズの主要人物が一同に会す。
みなの関心は天才の真賀田四季。
『すべてがFになる』と深い関わりがあります。

ネタバレしないで書くのは難しいです。
森博嗣が書こうとしているテーマは多分「生と死」。
そのテーマのためだけに、20冊以上から連なる作品を執筆しているのであろう。
天才が考える叙事詩。
ピースが揃いだしているが、全容はまだ。
真賀田四季の脳と思考は見えるんだろうか?
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2006年11月17日

頭脳明晰な少女 森博嗣『四季 春』『四季 夏

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四季 夏四季 夏
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森博嗣『四季 春』『四季 夏』読了。
「春」では、5歳の真賀田四季。
父親の書斎で、本を読み漁っていく。
周囲からも天才と噂される。
そして、病院での密室殺人が起きる。

「夏」では、13歳の真賀田四季。
頭の中でのシュレーションを実現するため、色々と要求が出始める。
身体は13歳だけど、並大抵にオトナでは太刀打ちできない頭脳の持ち主として、世間で騒がれる。
叔父と遊園地に行くと、誘拐される。
また、彼女はある決定を自分自身に下した。

四季は本当に天才なのだと痛感した。
レポートや会話は彼女にとっては無駄な時間を排除して行いたい。
例えば、「マトリックス」や「攻殻機動隊」のように、身体にUSBケーブルがあって、パソコンに瞬時に伝送できたらいいな、と考えていそう。
S&MシリーズとVシリーズが繋がる記述は、うすうす気づいていました。
興味と連鎖は増幅していくのでしょう。
続編の「秋」「冬」が12月発売なので、楽しみ。
特に「秋」は「すべてがFになる」と重要な位置となる作品であるはず。

書きたいことは沢山あるけど、ネタバレしちゃマズイことばかり。
22冊も読めば、今後の展開を予想したり、まったく違うことと連結したり、思考回路が暴走しそうになる。

なんでかな?
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posted by 美結 at 21:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 森博嗣 | 更新情報をチェックする

2006年11月09日

未来での理想と現実と夢の間 森博嗣『迷宮百年の睡魔』

迷宮百年の睡魔迷宮百年の睡魔
森 博嗣

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森博嗣『迷宮百年の睡魔』読了。
『女王の百年密室』の続き。
22世紀。
ミチルと相棒のロイディは、一夜にして森が海に化したという伝説をもつ島、イル・サン・ジャックを訪れた。
女王との面会でその容姿に驚くミチル。
それは生き写しだった。
ミチルを別の人と勘違いする人。
そして、首を切り落とす殺人事件が起き、容疑者にミチルが疑われる。
戦争もなく、なんの不安もない世界での隠された秘密とは?


前作が「生」がテーマで、今作は「死」がテーマ。
そして不老不死。
医学が進歩して、生と死の概念が変わりそうな未来。
しかし、現実に目を向けるとこの1ヶ月間、色んな人々が悩んで命を絶っている。
生きることも、死ぬことも軽んじている気がする。
わたしだって、悩んだり、泣いたり、その状況をうまく把握できない、いや、できれば目をそむけたくなることも、何度かあった。
動いても好転しない。
じっと時を待つ。
やがて、気持ちが溶解する。
人は色んなことを経験して、成長していくものだと思っている。

この2作はSFという立場をとりながら強いメッセージを発している。
終盤の展開に驚いた。
そして、わたしが好んで読んでいるある作家さんの作品が思い浮かんだ。
これ以上書くとネタバレになるので、この辺で。
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2006年11月06日

四季への道のり 森博嗣『赤緑黒白』

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森 博嗣

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森博嗣『赤緑黒白』読了。
Vシリーズの完結編。
ペンキで塗装された殺人事件が起こる。
探偵の保呂草には、犯人を見つけて欲しいと依頼がくる。

読んでいると、犯人が誰かということより主要な登場人物が言動や動向気になってしまう。
この後がS&MシリーズとVシリーズが繋がる『四季』が控えているかやむ得ない。
この殺人の犯人はなんとなく判りました。
タイトルがねぇ・・・・。
文庫の『四季』発売まで後10日。待ち遠しい。
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posted by 美結 at 12:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 森博嗣 | 更新情報をチェックする

2006年10月26日

理系ミステリーVシリーズ 残り1冊 森博嗣『朽ちる散る落ちる』

朽ちる散る落ちる―Rot off and Drop away朽ちる散る落ちる―Rot off and Drop away
森 博嗣

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森博嗣『朽ちる散る落ちる』読了。
前作からの続き内容。
研究所で、またやも不可思議な事件。
そして、宇宙船での密室殺人。
いくつもの事件の謎を科学者の紅子が解明する。

理系ミステリーです。 
そして絡み合ういくつかの接点。
シリーズ最終章で、何が明らかになるか楽しみです。

科学者として語る364ページから366ページが印象的でした。
技術の発達については、わたしも同様なことを考えるときがある。
後ろ向きではなく、前向きに考えないとね。
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posted by 美結 at 22:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 森博嗣 | 更新情報をチェックする