2014年07月21日

池澤夏樹『アトミック・ボックス』-ハリウッド映画のようなサスペンス、娘に託された秘密

アトミック・ボックスアトミック・ボックス
池澤 夏樹

毎日新聞社 2014-02-04
売り上げランキング : 47350

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


池澤夏樹『アトミック・ボックス』
新聞連載小説の単行本化。連載を知ってから本が出版したら読もうと決めていた。
2月末に読んだが感想を書いていなかったので、ブログに記録。読みだしたらノンストップだった。もっと話題になるかと思ったが、ネットの本好きさんのブログやツイートでも、意外にも話題になっていない。ということで絶賛応援中。池澤さん初めてのサスペンスで、ハリウッド映画のようなスピード感がよかった。
他界した父から娘は「あるもの」を託された。娘の美汐は「あるもの」を持って逃亡を決意。物語のキーは「縁」。美汐の性格が良く、思わず応援したくなる。綺麗な情景など、最後の最後まで読み手を飽きさせない。震災後文学で東日本大震災、原発事故がなければ執筆されることはなかった。是非映像化して欲しい。

以下ネタばれです。
先入観なしに読みたい方はここまで。



記事は続きます。
タグ: 池澤夏樹
web拍手 by FC2
posted by 美結 at 11:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 池澤夏樹 | 更新情報をチェックする

2012年03月25日

マガジン航:池澤夏樹さんに聞く、本と出版のこれから

マガジン航に「池澤夏樹さんに聞く、本と出版のこれから」が掲載。
http://www.dotbook.jp/magazine-k/interview_with_natsuki_ikezawa/

イントロダクション「震災後1年を経て、電子書籍について考える」
http://www.dotbook.jp/magazine-k/2012/03/24/one_year_after_the_quake/

わたし自身はまだ電子書籍のハードを持っていない。
読書用眼鏡が必要なことと、ハードとソフトの統一されていないのが、踏み切れない理由。
ただ、好きな作家の村上龍氏や池澤夏樹氏は特性を生かして、いち早く電子書籍を出版している。
そろそろ対応しようと考えている。

インタビューはTwitterをしていなければ知ることはなかった。
編集の中俣氏に感謝。

東日本大震災を所有する意味も変えてしまった気がする。
本も減らしているけど、購入し読みたい本が増えて実質増えてしまった。
池澤氏が話しているが、じっくり読みたい本は紙派。
音楽もダウンロードよりCD購入のほうが多い。
好きな音楽を聴き時間。
のんびり本を読む時間。
震災前は当たり前だったが、心境の変化があった。

◆関連記事
池澤夏樹『楽しい週末』が電子書籍で販売
http://greenfieldsgreen.seesaa.net/article/228215357.html


blogram投票ボタンブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 音楽ブログへにほんブログ村 本ブログへにほんブログ村 音楽ブログ ノンジャンル音楽へ

web拍手 by FC2
posted by 美結 at 16:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 池澤夏樹 | 更新情報をチェックする

2011年09月30日

池澤夏樹『楽しい週末』が電子書籍で販売

池澤夏樹『楽しい週末』が電子書籍で販売。

20年前に福島の原発事故を予感していた池澤夏樹の『楽しい終末』が電子書籍として登場!!
■発売記念特別価格:85円(2011年10月2日まで) 通常価格:450円■

http://itunes.apple.com/jp/app/id465061785?mt=8

【著者インタビューより】
今回、この大きな地震と津波がきて、しかもその後で福島の原発がああいう事態になった。それでぼくは慌てて振り返ってみて、原発のことは『楽しい終末』で書いたな、と思って、もういっぺん引っ張り出して読んでみたんですね。
あの時僕は東海村の原子力発電所を見学に行っています。その時に見て書いたことを今読んでみると、結局、あまりにも当たっていた。これは当たって嬉しいことではないんですよ。こんな悲惨なことに、こんなにひどいことになってから「だから言ったじゃないか」と僕が威張って言っても始まらない。それはつまり、大変悲しいことです。

しかしあそこで考えてたことがこんなに当たってしまうと、では、あの本に書いた他のことはどうなんだろうといろいろ気になってくる。問題はたくさんあるんです。

だからこそ、改めてこの本を世の中に提出して皆さんに読んでもらおうと考えた次第です。


1999年9月30日に東海村で臨界事故が起きた。
あれから12年。
悲劇は繰り返しはいけないのに、大震災で原発事故が起きた。
半年経過しても収束せず、汚染の実態の報道が続いている。
この本は未読なので是非読みたい。

楽しい終末 (文春文庫)楽しい終末 (文春文庫)
池澤 夏樹

文藝春秋 1997-03
売り上げランキング : 6358

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


blogram投票ボタン
web拍手 by FC2
posted by 美結 at 17:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 池澤夏樹 | 更新情報をチェックする

2010年06月17日

池澤夏樹『氷山の南』が公式サイトで公開中

池澤夏樹公式サイトより
http://www.impala.jp/index.html

「氷山の南」は現在、影山彰氏の挿画と共に、北海道新聞、東京新聞、中日新聞、西日本新聞、中国新聞にて好評連載中です。
著者自らが南極海、オセアニアを旅して取材した、雄大な自然を舞台に繰り広げられる冒険小説です。
連載開始から既に10ヶ月が過ぎようとしていますが、このたび、当サイトで第一話から再録することになりました。
ほぼ毎日更新し、常時3回分をお読みいただけるようにします。
著作権保護の事情から挿画は掲載できませんが、著者撮影の写真と共にお楽しみください。


<著者の言葉>
若い主人公が冒険にいどむ。
彼は南極海の氷山を運ぶという大がかりなプロジェクトにこっそり潜り込み、
氷海を行く船の上でとんでもない試練に出会う。
船の人々は国籍も宗教もさまざまで、反目も多く、
ずいぶん怪しい奴(やつ)もいる。
そこに不思議な信仰を持つグループが登場して……。
純白の巨大な氷山を仰ぎ見る体験を共有していただきたい。


blogram投票ボタン
web拍手 by FC2
posted by 美結 at 08:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 池澤夏樹 | 更新情報をチェックする

2009年09月15日

旅先の絵葉書に胸キュン。池澤夏樹『きみが住む星』

きみが住む星 (角川文庫)きみが住む星 (角川文庫)

角川グループパブリッシング 2008-06-25
売り上げランキング : 171785

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


池澤夏樹 / エルンスト・ハース・写真 『きみが住む星』
旅先から恋人に贈る絵葉書。

美しい写真と、飾らない文章。
胸キュンです。
琴線に触れまくり。
わたしだったらどんな返信を書くだろうか?
心配かけたくないから、体調が悪くてもさらっと書いてしまいそう。
逢いたい気持ちが募りそうだけど、あえて「逢いたい」と書かない気がする。
道端で見かけた猫や、空を見上げて考えたことを綴りそう。
あくまで妄想。
web拍手 by FC2
posted by 美結 at 07:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 池澤夏樹 | 更新情報をチェックする

2009年08月20日

2002年のイラクを綴る 池澤夏樹・文 / 本橋成一・写真『イラクの小さな橋を渡って』

イラクの小さな橋を渡ってイラクの小さな橋を渡って
本橋 成一

光文社 2003-01-24
売り上げランキング : 377621

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


池澤夏樹・文 / 本橋成一・写真『イラクの小さな橋を渡って』
池澤夏樹が2002年にイラクを訪れ、食べたもの、見たもの、感じたことを綴る。

図書館のヤングアダルトコーナーでこの本に呼び止められた。池澤夏樹は好きな作家で、本橋成一の映画も観ている。
本の内容から離れてるが本橋作品を知った経緯を書きたい。チェルノブイリ原発事故後の村の暮らしを撮ったドキュメンタリー映画『アレクセイと泉 [DVD]』で監督の名を知った。映画音楽を坂本龍一が担当。2002年8月に監督と教授とラジオでご活躍のご婦人のトークショー&上映会に行った。あれから5年。原発に対して考えることが増えた。
本の内容に戻ろう。写真では子どもたちが無邪気に笑っている。池澤の文章は読みやすく、2002年のイラクを鮮明に浮き彫りにしている。食事が美味しいと書かれていて少し驚いた。メディアで報道されない姿がそこはにあった。7年経過しイラクの情勢はとてもよくなったといえない。わたしにできることは、この本を読んで感じたことを綴り、このブログを読み、本を読んでくれる人がひとりでもいたら嬉しい。
知らないことは沢山あると痛感した。

web拍手 by FC2
posted by 美結 at 15:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 池澤夏樹 | 更新情報をチェックする

2008年11月18日

谷崎賞受賞 池澤夏樹『マシアス・ギリの失脚』

マシアス・ギリの失脚 (新潮文庫)マシアス・ギリの失脚 (新潮文庫)
池澤 夏樹

新潮社 1996-05
売り上げランキング : 91590

>Amazonで詳しく見る
by G-Tools


池澤夏樹『マシアス・ギリの失脚』
谷崎賞受賞。
スケールの大きい物語を堪能。
どんな本か要約したいけど、困難なので、本の裏表紙の説明文を引用。

南洋の島国ナビダード民主共和国。日本とのパイプを背景に大統領に上りつめ、政敵もないマシアス・ギリはすべて掌中に収めたかにみえた。日本からの慰霊団47人を乗せたバスが忽然と消えるまでは・・・・。善良な島民たちの間でとびかう噂、おしゃべりな亡霊、怪しい高級娼館、巫女の霊力。それらを超える大きななにかが大統領を呑み込む。
豊かな物語空間を紡ぎだす傑作長編。


今日新聞広告が出ていた食品で商売。
マシアスの一日の行動や生い立ち。
関わる人々。
魅惑的なバス。

とてつもない大きいな世界に連れて行かれて、心地よかった。
体調が芳しくなく中断したけど、じっくり読むタイプ本だと思うので、駆け抜けなかったことが功を奏した。
文章が静謐で、現実世界と幻想世界がありながら見事なハーモニーを生み出している。
好きな本がまた増えました♪
また再読したい。

池澤作品は未読作がまだ多数あるので、今後も少しずつ読んでいきたい。

よければ拍手など、応援クリックよろしくお願いします。
更新の励みになります。



拍手する


にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へブログランキング・にほんブログ村へ
タグ: 池澤夏樹
web拍手 by FC2
posted by 美結 at 11:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 池澤夏樹 | 更新情報をチェックする