2009年02月19日

クンデラ『存在の耐えられない軽さ』 池澤夏樹責任編集=世界文学全集

存在の耐えられない軽さ (世界文学全集 1-3)存在の耐えられない軽さ (世界文学全集 1-3)
西永 良成

河出書房新社 2008-02-09
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クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
BOOKデータより引用
優秀な外科医トマーシュは女性にもてもて。しかし最初の妻と別れて以来、女性に対して恐怖と欲望という相反する感情を抱いている。彼は二つの感情と折り合いをつけ、複数の愛人とうまく付き合うための方法を編み出し、愛人たちとの関係をエロス的友情と呼んで楽しんでいた。そんな彼のもとにある日、たまたま田舎町で知り合った娘テレザが訪ねてくる。『アンナ・カレーニナ』の分厚い本を手にして。その時から彼は、人生の大きな選択を迫られることとなる―「プラハの春」賛同者への残忍な粛正、追放、迫害、「正常化」という名の大弾圧の時代を背景にした4人の男女の愛と受難の物語は、フランス亡命中に発表されるや全世界に大きな衝撃を与えた。今回の翻訳は、クンデラ自身が徹底的に手を入れ改訳を加えて、真正テクストと認めるフランス語版からの新訳決定版である。


前々から読みたいと思っていた池澤夏樹責任編集=世界文学全集。
先日、NHKの『100年インタビュー』に池澤氏がゲスト出演し、この全集についてもお話しされていた。編集してみたら、20世紀後半の作品、著者が移民、亡命(母国と祖国、現在暮らしている国)など国境を超えた方が多い。
クンデラもフランスに亡命している。
老若男女関わらず、興味をもったら読んで欲しい。と番組で語っていた。
『100年インタビュー』はBSハイビジョンで2月20日(金)午後2:00〜午後3:30から再放送。

さて、本作は読みづらいではないかと思いは杞憂で、とても有意義な読書でした。猥雑であり、古典の引用から哲学論もある。視点が変わり、時系列順にもなっていない。しかし面白い。読んでいるとアドレナリンが噴出してくるような感じがして、読み終えたあとは充実感が満たされたました。どのくらい理解できたのかは疑問だけど、今までに読んだことのない構成など、再読するごとに発見がありそう。
世界文学全集は地道に読んでいきたい。

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posted by 美結 at 09:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 河出書房世界文学全集 | 更新情報をチェックする