2009年07月10日

【情報補足】ジョージ・オーウェル『1984年』は新訳『一九八四年』で7月に発売予定

一九八四年[新訳版]一九八四年[新訳版]
高橋和久

早川書房 2009-07-05
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村上春樹の話題の新刊『1Q84』の波及効果で、ジョージ・オーウェル『1984年』にも注目が集まっている。
出版社では在庫切れで、タイミングよく新訳が刊行される。
ジョージ・オーウェル著 高橋和久訳『一九八四年』が7月にハヤカワepi文庫から発売になる。
旧訳は既読だけど、新訳も読みたいので購入予定。

ISBN 978-4-15-120053-3
発売 2009年07月18日

追記)
発売日など詳細情報が出版社から発表

早川書房
http://www.hayakawa-online.co.jp/news/detail_news.php?news_id=00000258
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posted by 美結 at 21:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ハヤカワepi文庫 | 更新情報をチェックする

2009年05月15日

管理される女性を描いた-マーガレット・アトウッド『侍女の物語』

侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)
Margaret Atwood

早川書房 2001-10
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マーガレット・アトウッド『侍女の物語』。
かなり前に映画化され坂本龍一が音楽を担当した原作。公開当時は映画に興味が沸かなかったが、数年前、図書館で原作に呼び止められた。
女性は子どもを生む道具と、どこぞで聞き覚える表現。階級社会で子どもを生むためだけの女性は存在し、化粧品や洋服などで自分をアピールすることも許されない。子どもは「完全」であることを求められる。
近未来社会の管理国家での子孫繁栄。読み込みが足りないせいか、何故このような国家が誕生した理由が見えないが、「語り」が物語をさらに謎に包み困惑する。言葉を失うくらい衝撃的な作品だった。描写は客観的で想像力を広げて読んでいた。
あとがきにジョージ・オーウェル『1984年』と比較された、とあった。確かにどちらも管理国家で個人というものが存在はないし、読み比べると面白いと思う。
個人と国家。
女性の幸せってすごい大きな問いかけをしてくる作品。
女性として生きていくこと。
正しい答えなどないと思う。
先入観なしに読むことをお勧めしたい。
カナダ総督文学賞受賞作。
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2008年08月18日

カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』が文庫で発売

カズオ・イシグロの世界的ベストセラーの『わたしを離さないで』が8月22日にハヤカワepi文庫で発売になる。
本ブロガーさんは、かなりの人が絶賛し予備知識なし読むこととアドバイスを貰った。
知りたい欲求を抑えて、図書館で予約を待ち読んだ。
読み出すと抱く疑問が表面化したとき…。
わたしは好きな本の一冊のなので、多くの方が読んで欲しいです。

わたしを離さないでわたしを離さないで
土屋政雄

早川書房 2008-08-22
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2006年12月11日

三部作 その3 アゴタ・クリストフ『第三の嘘』

第三の嘘第三の嘘
アゴタ・クリストフ

早川書房 2002-03
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アゴタ・クリストフ『第三の嘘』読了。
『悪童日記』『ふたりの証拠』の完結編。
双子のリュカとクラウスの半生が判る衝撃の作品。

『ふたりの証拠』と『第三の嘘』は続けて読みました。なので、『ふたりの証拠』は全てが完結した後に書きました。『第三の嘘』のあらすじを書こうと思いましたが、それは邪道だからしません。それだけに、この作品たちをまっさら気持ちで読んで欲しいと気持ちが溢れています。頭の中の整理をしたいのは、やまやま。誰とこの気持ちを分かち合いたい。駄目だ、ここには書けない。あぁどうすればいいのだろう〜!
愛の重みがひしひしと感じる作品です。
『MONSTER』との関係はわかりませんでしたが、源流は同じだと思います。

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2006年12月10日

三部作 その2 アゴタ・クリストフ『ふたりの証拠』

ふたりの証拠ふたりの証拠
アゴタ クリストフ Agota Kristof 堀 茂樹

早川書房 2001-11
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アゴタ・クリストフ『ふたりの証拠』読了。
『悪童日記』の続き。
双子のリュカは15歳。ヤスミーヌとその子どものマティアスと出会う。マティアスはある事情で障害を持っていた。ヤスミーヌとマティアスと一緒の暮らすようになる。ヤスミーヌは家をでてしまう。

前作は「ぼくら」と一人称複数で書かれていたが、今回は双子の名前が登場するリュカとクラウス。
美と醜、善と悪、正常と異常の対比が印象的な作品だった。これらは一定の基準がありそうだが、個人でその計り方は違う。
マティアスの生活と意志が、『悪童日記』の「ぼくら」がした意志。似ているようで違う、言い知れぬ感触があった。またもや胸が締め付けられた。とても痛い。だけど読んでしまう。
必然的に『第三の嘘』を読みたくなる。
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posted by 美結 at 10:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | ハヤカワepi文庫 | 更新情報をチェックする

2006年12月07日

三部作 その1 アゴタ・クリストフ『悪童日記』

悪童日記悪童日記
アゴタ クリストフ 堀 茂樹

早川書房 1991-01
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アゴタ・クリストフ『悪童日記』読了。
「ぼくら」が綴った祖母との暮らしや、関わった人々の日記。

図書館でこの本を借りて表紙を見たとき、浦澤直樹『MONSTER』のアニメのエンディングの絵と重なった。全巻読んでいないけど、大まかなあらすじは知ってる。あの漫画も双子がキーで、この本も双子が書く日記。関わりがありそうだが今は探求しない。三冊読み終わってから纏めたい。

「ぼくら」の生活に30ページ過ぎに胸が締め付けられた。この世界に没頭したいが冷静に感じ取りたいので、幾度か間を空けながら読んだ。でも実質一日で読了。
人によっては猥雑な表現だ、眉をしかめたり、釣り上げたりすることもある。簡素な文章で綴られているからこそ、出来事な鮮明に浮き上がり、「ぼくら」の価値観やこの世界の価値観が浮き彫りになっている。
戦争がもたらしたことは何なのか?知るために続きの『ふたりの証拠』を読むことにする。

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posted by 美結 at 10:46 | Comment(4) | TrackBack(0) | ハヤカワepi文庫 | 更新情報をチェックする